熱はないのに顔だけ熱いのはどうして?

何か病気の可能性はある?

顔の熱さを抑える方法を教えて!

 

「Original update by modei foto マリア」

顔がとても熱く感じ、熱でもあるのかと測ってみても熱はない

そうなるとこの顔の熱さは何なのか?と心配になってきます。何か病気なのではないだろうかと不安な気持ちが湧いてきます。

そこで今回は、顔がとても熱いのに熱がない時に可能性のある病気や、顔が熱くなる原因、そしてその対処法についてまとめました。

 

顔は熱いのに熱はない場合に可能性のある病気は?


顔が熱い、きっと熱があるのだろうと、測ってみたけれど熱はない。でも顔が熱いのだから熱はこもっています。しかし、原因がわからなくては不安になるばかりです。実は、顔だけ熱くなるほてりの症状は、体内の血の巡りが滞る事から来ているのです。

体内の血の巡りが滞り、血液が身体全体に均一に周らないと、身体の一部に血液が集中してしまいます。そのため、色々な場所で不調が出てきて、病気になることもあるのです。

では、顔が熱いけれど熱はないという症状の時に考えられる病気を見ていきましょう。

 自律神経失調症

過度のストレスや、仕事の疲れ、生活習慣の乱れなどにより、自律神経の働きが乱れる事で様々な症状を引き起こす病気。疲労感、だるさが強く、激しい頭痛を伴うことが多い。

更年期障害

加齢により女性ホルモンが減少する事で、自立神経にも影響を及ぼして起ります。更年期障害は女性だけのものではなく、男性にも起ります。

パセドウ病

甲状腺ホルモンの分泌異常。疲れやすさ、大量の汗や動機、眼球突出などの症状があります。

高血圧

心臓の働きが活発になる事で心臓ポンプの圧が高くなり、押し出される血流が多くなるため、身体に様々な不調を引き起こします。

花粉症などのアレルギー症状

春先は肌の膜を作ってくれる肌の油分と水分のバランスが崩れ、肌のバリア機能が低下します。そこに花粉などの異物がつくと、肌は防御しようといて炎症反応が起こり、熱を帯びたように感じます。

また、春先は高気圧と低気圧の度重なる入れ替わりで寒暖差が激しくなります。これによって自律神経のバランスが乱れて血流が悪くなります。すると肌細胞が入れ替わるターンオーバーも滞って、肌の機能が弱ります。そこへ花粉などの異物がつくと対抗しようとして反応し、熱を帯びた状態になります。

熱中症

体内の水分や塩分のバランスが崩れる事で起ります。めまいや吐き気などを伴います。

日焼けなどの肌トラブル

日焼けをすると肌が黒くなる人と赤くなる人がいます。黒くなる人は紫外線を浴びたことでメラニンが増えた状態になっただけですが、赤くなる人は紫外線によって皮膚細胞が傷付けられて、炎症を起こしている状態になっています。

元々肌が弱かったり、色白の人は、メラニンを作るスピードが遅くて、紫外線を防ぎきれず、肌細胞が傷ついてしまい、赤くなってヒリヒリしたり、水ぶくれができたりします。この状態を日光皮膚炎と言って、皮膚がやけどをした状態になって熱っぽく熱くなるのです。

顔は熱いのに熱はない場合、少なくともこれだけの病気が考えられます。

しかし顔が熱いだけではなく、それぞれの病気には特有の症状を伴う事があるので、熱がないのに顔が熱いと感じた時は、他の症状がないか良く観察し、自分が可能性のある病気を見極める事が大切です。

 

顔が熱いのに熱はない症状の原因は?

顔が熱くなる場合に考えられる病気はいろいろありましたが、根本的な原因は、体温調節をしている自律神経の機能が低下する事により、体内の血の巡りが悪くなる事です。

そして、体内をめぐる血液は、血行が悪くなると上半身に集中しやすくなるため、顔が熱くなるのです。顔が熱く感じる人のほとんどは、手足の先を触ると冷たくなっています。

自律神経は、日中の活動の為に働く交感神経と、心身をリラックスさせる副交感神経があり、この2つがバランスよく働くことで、人の健康は保たれています。

しかし過度のストレスなどで、交感神経が優位になると、筋肉が緊張して血流が悪くなり、血の流れが一部に集中してしまうのです。

また、もともと冷え性だったりすると、心臓から距離のある末端の手足の先に行くはずの血液が滞ってしまい、そこへ行くはずの血が上半身へ集中してしまうため、顔が熱くなるのです。

顏が熱くなると血の巡りが良いのかと勘違いしがちですが、実は血の滞りによる血行不良が原因なのです。

前章で挙げた病気それぞれの、顔が熱くなる症状の原因をもう少し詳しく説明しましょう。

自律神経失調症

過度のストレスや、長い間ストレスを抱えている状態が続くと、自律神経の働きが乱れてきます。そして交感神経が優位に働き筋肉が緊張状態になると血行が悪くなります。すると、体全体に血液が周らなくなり、上半身に集中して顔が熱く感じる症状が出ます。

自律神経失調症では、顔全体は熱いのに、顔のパーツの周りは青ざめて冷たい、また顔のほてりはあるのに手足は冷たいという特徴があります。

更年期障害

女性ホルモンが減ると、自律神経にも影響を及ぼし、自律神経失調症と同じような状態になります。更年期障害の顔の熱さの特徴は、ポーッとのぼせるように顔が熱くなり、急にどっと大量の汗をかきます。この時同時に下半身は寒気を感じる事が多いです。

パセドウ病

はっきりとした原因は不明ですが、やはり、過度なストレスや疲労、生活習慣の乱れが関係していると言われています。パセドウ病は遺伝もあると言われています。

高血圧

高血圧になると、心臓の働きが活発になり、心臓ポンプにかかる圧が大きくなったり、心臓の動く回数が増えて大量の血液が送り出されます。すると身体が興奮状態になり、交感神経の働きが活発になって、自律神経失調症と同じような状態になり、顔が熱くなる症状が現れます。

アレルギー症状

この場合は、血液の巡りによるものではなく、アレルギー症状で顔に炎症が起こり、その防御反応として、熱を持ったようにほてった状態になります。

日焼けや肌トラブル

こちらも血の巡りによるものではなく、皮膚が紫外線の影響でやけどを起こした状態になり、炎症を起こして熱っぽくなります。

熱中症

体内の塩分と水分のバランスが崩れ、熱が体外へ発散できなくてこもってしまうため、ほてった状態になります。

この時、脱水を起こしている可能性もあり、そうなると、危険な状態ですので、すぐに医療機関で診てもらいましょう。

 

顔が熱い症状を楽にする対策とは?

「Original update by Akino Ann」

 

顔が熱いなら、冷やせば良くなると思いますよね。しかしここで注意して欲しいのは、顔が熱くなる原因は血行不良だという事です。

顏が熱くなるのは血の巡りが悪いためで、身体の他の部分は冷えた状態になっています。

そこで、顔の熱さを解消するために、熱い部分を冷やしても一時気持ち良くなっても、根本から改善する効果はありません。顔が熱くなる症状を楽にしたい時は、身体を温め、血の巡りを良くする対策が効果的です。

では、いくつか対策法を例に挙げていきましょう。

適度な運動をする。

運動をしないと筋肉が弱り、血を送り出す働きも弱くなってしまいます。血行を良くするには適度な運動が大切です。散歩やウォーキングは、ふくらはぎがポンプの役割をして血の巡りを良くします。

血行が良くなると全身に血が巡るようになるので、顔だけが熱くなる症状も治まってきます。

お風呂にゆっくり浸かる。

お風呂にゆっくり浸かると、緊張していた筋肉がほぐれ、血行が良くなります。シャワーは交感神経を刺激するので、シャワーだけは逆効果です。

お風呂に浸かりながら、ふくらはぎや、太もも、腕などを揉みほぐすと効果的です。

睡眠をしっかりとる。

睡眠をとっている間は副交感神経が働き、筋肉をほぐしてくれるので血行が良くなります。日中受けたストレスを消し、緊張した筋肉をほぐすには十分な睡眠を取って心身を休ませることが大切です。

そのためには最低でも睡眠時間を6時間は取るようにしましょう。

 食事をしっかり摂る。

食事をしっかり摂り、身体に必要なエネルギーを作ると、代謝が良くなり血行も良くなります。食事には身体を温める食べ物を積極的に摂り入れるようにしましょう。

大豆・鶏肉・チーズ・玉ねぎ・生姜・あじ・さば・エビ・などがお薦めです。

 顔のほてりを解消するツボ押し。

  • 百会(ひゃくえ) 頭のてっぺんの少しへこんでいる部分。リラックス効果があり、精神を安定させます。頭痛にも効果があります。
  • 労宮(ろうきゅう) 手を握った時に、中指の先が当たる部分。ストレスや緊張をほぐし、リラックス効果があります。
  •  足三里(あしさんり) ひざのお皿のある辺りの内側、角から指3本分程の所にあるツボ。むくみや血行不良に効きます。
  •  三陰交(さんいんこう) 脚の内側、くるぶしの少し上あたりにあるツボ。むくみや冷え、月経、性別特有の不調に効果があるので、更年期障害のほてりに効きます。
  • 涌泉(ゆうせん) 足裏、土踏まずのくぼみの中央辺りにあるツボ。ほてりの原因となる上半身の血の滞りを下半身に誘導して、血行を改善してくれる効果があります。

マッサージやストレッチ

顔のほてりの原因である硬くなった筋肉をほぐすと、血行が良くなり全身に血が巡るようになります。顔の近くの肩や首、腕から手のひらにかけてと太もも、ふくらはぎをほぐすと、血の滞りが良くなります。

 クラマージのアロマオイル

ホルモン調整作用があるので、更年期障害の顔のほてりに効きます。部屋でアロマオイルを焚いたり、お風呂に数滴落とす。また、ハンカチや枕などに数滴染み込ませても良いでしょう。

服装に気を付ける

顔のほてりの原因は、手足の冷えが原因でもあるので、上は薄手で下は厚着をするようにする。下半身を温めると全身の血の巡りが良くなります。

一番大事なのは足を温める事なので、靴下は何枚か重ね履きをするとより効果的です。ただし温まりすぎて汗をかくと返って冷えてしまうので、通気性の良い5本指靴下がお薦めです。

顔が熱くなる根本的な原因は、体温調節をしている自立神経の乱れによる血行不良と、冷えによる血行不良です。

顔が熱くなる症状を改善するには身体の冷えている部分を温めて、血の巡りを良くする事、そしてストレスを貯めこまず、自律神経の働きを正常に保つことが重要です。

 

まとめ

いかがでしたか?

熱はないのに顔が熱い場合に考えられる病気は、自立神経失調症や更年期障害などいくつかありますが、その根本にある原因は、自律神経の働きの低下により、血の巡りが滞って起こる血行不良にあります。

顔が熱いと感じている時、多くの人の手足は冷たくなっています。顔が熱くなる症状を楽にしたい時は、身体を温め血の巡りをよくすることが大切です。

顔が熱くなる根本的な原因は、自律神経の乱れによる血行不良と冷えによる血行不良です。そのため、症状を改善するには、身体を温めて血行を良くする事と、ストレスを貯めこまない事が重要です。