施術中の手汗が困る!

何か良い対処法はある?

病院ではどんな治療をするの?


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人は緊張したり、興奮したりすると手のひらや顔、脇、足の裏などに汗をかきます。これは人間に元々備わった生理現象なので、手汗をかくのは普通の事です。

しかし、通常よりもひどく手汗をかいてしまい、その事が職業上支障をきたして困っている方々がいます。今流行のネイリストもその中の一つです。

ネイリストは、いつでもお客さんと間近に接し、細かい作業をするので、緊張して手汗をかきやすい状況にあります。その為、手汗で悩んでいるネイリストの方々が沢山います。

そこで今回は、手汗をかきやすい原因と、施術中に使やすい手袋や、手袋以外で自分でもできる対策、そして病院で行ってくれる治療についてまとめました。

 

悩んでいるネイリストも意外と多い?!手汗をかきやすい原因とは?

ネイリストの仕事は、手のケア・爪のケア・そして爪1枚1枚に綺麗にネイルを塗り、デザインも施してくれるなど、本当に細かい作業です。

施術中ずっとお客さんの手に触れていますし、長時間ずっと細かい作業を続けているのでとても緊張します。人は緊張すると、生理現象として手に汗をかきます。

この手汗の原因について、詳しく見て行きましょう。

手汗をかきやすい原因

手のひらは身体の中でも汗の出るエクリン腺が最も多く、もともと汗をかきやすい場所です。
手汗をかく理由は2つあります。

 ・温熱性発汗
   運動した時や暑い時、体温が上がった時にかく普通の発汗作用。

 ・精神性発汗
   ストレスがかかった時や緊張、興奮状態の時にかく汗。

 
このように、手汗は通常誰でもがかく普通の事で、その上身体の他の場所よりも汗が多く出がちな場所です。

手汗は温熱性発汗と精神性発汗が原因と前述しましたが、その中でも最も多い手汗の原因は、緊張と交感神経の働きによるものです。

緊張による手汗

人前に出るのが苦手な人や、人見知りの人が緊張状態になると、大量の手汗をかいてしまいます。この汗は、止めようと思えば思うほどひどくなってしまう特徴があります。

交感神経の働きによる手汗

交感神経は興奮状態にあったり、日中の行動をする時などに働く自律神経で、汗の調節も行っています。
そこで、通常よりも交感神経の働きが活発な人は、手汗もかきやすくなります。
 
そしてネイリストの手汗の原因のほとんどが、細かい作業やお客さんと間近で接する事での緊張による精神性発汗です。

 

ネイルの施術中に使いやすい手袋はある?

ネイリストの仕事は、直接お客様の手に触れ、集中して細かい作業をするので、緊張で手汗が多く出てしまいがちです。

施術中に手汗をかくと恥かしく、お客様の目も気になります。
その為、手汗対策として手袋をはめると良いのですが、細かい作業をするので、作業しやすい手袋でないといけません。

そこでお薦めなのが、スポーツ用のグローブです。
スポーツ用のグローブは汗の吸収が良いのに表面は汗を感じないので、自分も相手の方も手汗が気にならなくてお薦めです。

特に女性用のゴルフグローブは、素材もやわらかいので、はめ心地も良く、指先だけない物もありますので細かい作業をするにも支障がありません。

また、毎日の事なので安く済ませたいと言う方には、綿手袋がお薦めです。
こちらはドラッグストアや量販店などで、大入りの物が安く購入出来ます。

綿手袋は通気性、吸水性に優れ、素材も薄いのでフィット感があり、使い心地も良いです。
この手袋の先をカットすれば、ネイルの細かい施術も支障なく出来ます。

 

手袋以外の手汗対策は?


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しかし、中にはやはり作業中に手袋をするのはちょっと抵抗があるという人もいます。
それに手や爪のマッサージ中は、手袋をはめては行えません。

そこで、手袋以外に施術中の手汗対策が出来る方法はあるでしょうか?

手袋以外で手軽にできる対策としては、制汗剤の使用がお薦めです。
施術前に制汗剤を使用する事で、一時的に手汗を止められます。

制汗剤はその場でパッと使えるので、手軽で便利です。
パウダータイプやクリームタイプ、ジェルタイプなどがあり、薬局やドラッグストアなどで購入出来ます。

気を付けたい点として、手の皮膚は、身体の中でも最も厚い部分なので、全身に使えるタイプなど、皮膚が薄い部分にも使える制汗剤だと作用が穏やかで、効果が出にくい事があります。

そこで、必ず手汗専用の制汗剤を選ぶようにしましょう。
 

手汗を抑える治療とはどんなもの?

手袋や制汗剤を使った手汗の対処法は手軽ですが、一時的な物です。
それに、手汗がひどい場合には、制汗剤の効果があまり出ない事があります。

また、ネイリストの仕事をずっと続けていくには、毎回手汗を気にするのも嫌なので、根本から手汗を治したいと思っている人もいるでしょう。

病院では、手汗を止める持続時間が数時間から半永久的に続く治療法がありますので、紹介していきましょう。

病院で行っている手汗治療

プロバンサイン

病院で処方してくれる手汗を止める効果のある飲み薬です。

手汗を止める持続時間は飲んでから3~6時間くらいです。
制汗剤で効果のなかった場合に試してみても良いでしょう。
ただし副作用として、目の渇きやのどの渇きの症状が出る場合があります。
値段は1000円程です。

イオントフォレーシス

病院で最初に行う事が多い治療法です。

水を入れた専用の機器に手のひらを浸し、そこに微弱な電流を流して汗腺にダメージを与え、汗を止める電気治療です。
制汗剤であまり効果がなかった人に向いています。

手汗を止める持続時間は、効果があれば1週間ほどです。治療費は1回600円ほどで、副作用はありません。

ボトックス注射

「ボツリヌス菌」と言う菌を体内に注射します。

汗は交感神経の末端から放出される「アセチルコリン」と言う神経伝達物質によって汗腺が刺激されて出ます。
ボツリヌス菌はこのアセチルコリンの放出を阻害する作用があり、汗の量を減らすことが出来ます。

持続効果は3~6カ月ほどで、副作用はありません。値段は1回8~10万円ほどです。

手術は嫌だという人や、半年ほどは手汗対策をしなくても良いので、毎日の手汗対策が面倒な人に向いています。

手術

EST手術と言う交感神経節を取り除いて手汗を止める方法です。

完全に手汗が止まる一方で、お腹、胸、背中など他の部分に通常より多くの汗をかいてしまう代性発汗と言う比較的重い副作用があります。

手術費用は10万円ほどです。

手汗の症状が重く、他の治療法では効果のなかった人や、どうしても手汗を止めたい人に向いています。

ビューホット治療

手汗を止める治療法として最も新しい治療法です。
手に細い針を刺し、フラクショナルRFと言う高周波の熱で汗腺を破壊して、手汗を止める治療法です。

持続時間は半永久的で副作用はありません。
治療費は25~30万ほどです。

手汗の症状が重く、今までの手汗治療では効果がなかった人や、どうしても手汗を止めたいが手術は嫌だという人に向いています。

しかしこの治療法を導入している病院はまだ少ないので、この治療法を試したい人は、病院を探す必要があります。

病院での治療は、手袋対策や制汗剤での対策に比べ、費用は掛かりますが、手汗を抑える効果はかなり高い物が多いので、手汗の症状が重い人や、どうしても手汗を止めたい人は、病院での治療を考えても良いでしょう。

ただし、EST手術以外は1回で治る訳ではなく、しばらくの通院が必要となって来るので、通院や治療費の事なども考慮に入れて、治療法を選択しましょう。
 

まとめ

いかがでしたか?

手汗の最も多い原因は、緊張などによる精神性発汗です。その為、常に直接人の手に触れ、間近で施術を行う緊張状態の中で仕事をしているネイリストの中には、手汗に悩んでいる人が多くいます。

ネイル施術中に手汗を抑える手軽な対策法としては、手袋や制汗剤の使用がお薦めです。

ネイルの施術に向いている手袋は、吸水性に優れ、フィット感のあるスポーツ用や綿の手袋がお薦めです。

制汗剤を使用する場合は、必ず手汗専用の制汗剤を選ぶようにしましょう。

手汗の症状がひどい場合には、病院で診てもらうと良いでしょう。
病院での治療は、少し費用がかかりますが、手汗を抑える効果はかなり高いものが多いです。

手汗対策は様々あります。しかし、手汗の原因の根本は、緊張などの精神的な部分が大きいので、まずは汗をかいてしまうという事を気にしすぎたり、考えすぎたりしないで、ゆったりした気持ちを持つ事が大切です。