汗をたくさんかくと尿の量は減る?
汗と尿の成分は同じ?
汗と尿はどのような働きをしているの?


Original update by:写真 AC

暑くて汗をたくさんかくとトイレに行く回数が減ります。逆にあまり汗をかかないとトイレに行く回数が増えます。
汗をかく量によって尿の量が変わるという事は、汗と尿は同じ体内の水分から作られることになりますよね。

そうであれば汗と尿は成分も同じなのでしょうか。

そこで今回は体内の水分が汗として排出される場合、そして尿として排出される場合それぞれの成分や、汗と尿の働き・成分の違いについてまとめました。

汗の成分とは?

汗の成分は血液の液体成分血漿から作り出されていて、その99%は水分です。

残り1%の中には、塩化ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄など身体に必要な栄養素が含まれています。

また微量の尿素とアンモニアも含まれています。

尿の成分とは?

尿の成分も血液の液体成分血漿から作り出されています。

その成分は約98%が水分残り2%にはたんぱく質の代謝で生じた尿素と微量の塩素・ナトリウム・カリウム・マグネシウム・リン酸などのイオン・クレアチン・尿酸・アンモニア・ホルモンを含みます。

汗と尿の働きと成分の違いとは?


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汗と尿はどちらも血液の液体成分である血漿から作り出されています。
両者とも成分のほとんどが水分で、その他の成分もほぼ同じ物が含まれています。

しかし同じ血漿から作り出されていても汗と尿の働きには大きな違いがあります。

汗の主な働きは体温調整で、尿の主な働きは老廃物・不要物の排出と体内水分量の調節です。

ではそれぞれの働きを詳しく見ていきましょう。

汗の働き

汗は血液の中から赤血球や白血球・血小板などを取り除いた液体成分血漿からできています。
そしてこの血漿を汗として体外へ排出する事で、体温調節を行っています。

汗に含まれている水分以外の身体に必要なミネラルは、汗が体外に排出する前に体内に再吸収される仕組みになっています。

尿の働き

私たちが摂取した水分や栄養素は血液とともに体中の細胞をめぐります。
その時出た老廃物や余分な水分は腎臓に運ばれそこで濾過され、身体に不要な老廃物や体の成分になじまないものを尿として体外に排出します。

また尿は体液の濃度を正常に保つために水分やイオンなどの量を調節する役割もしています。

このように汗と尿は作られる元は同じ血漿でも全く違う働きをしています。

汗には身体に必要な要素が含まれていて、尿には身体に不要な老廃物が含まれているのです。

汗をたくさんかくとトイレに行く回数が減る理由は?

汗と尿共にその成分のほとんどが水分です。
汗をたくさんかくと体内の水分は汗として体外へ排出されます。

人の身体は水分量を一定に保とうとする働きがあるため、汗をかいて体内の水分量が減るとトイレに行く回数も減るのです。

まとめ

いかがでしたか?

汗・尿の成分は共に血液の液体成分である血漿から作り出されていてその90%以上が水分です。

汗も尿も同じ血液の成分から作り出されていますが、その働きには大きな違いがあります。
その働きの違いにより汗には身体に必要とされる要素が、そして尿には身体に不要な老廃物が含まれています。

また尿には体内の水分量を調節する働きがあるため、汗をたくさんかいて体内の水分量が減るとトイレに行く回数も減るのです。

汗の働き、尿の働きが正しく行われるためには充分な水分が必要です。
そこで脱水などを起こさないで身体がいつも潤った状態でいるように水分はこまめに摂るようにしましょう。