どうして汗染みがついてしまうの?
汗染みと臭いを取る洗濯法はある?
汗染みを予防する対策法が知りたい!


Original Update by:写真 AC

脇汗などをかくと服につく汗染みが気になりますよね。
目立つと恥ずかしいですし、洗濯しても黄ばんだ汗染みはなかなかきれいに取れません。

それに洗い上がった後にまだ汗臭い臭いが残っていることもあります。
汗をかく度に汗染みがつく人にとっては大問題ですよね。

こんな汗染みや臭い残りをきれいに消す方法はあるのでしょうか?
そこで今回は汗染みと臭いをきれいに消す洗濯方法や汗染みを予防する対策法をまとめました。

なぜ服に汗染みがつくのか?

脇などに汗をかくとついてしまう汗染みの原因はいくつかあります。
どの様なことが原因で汗染みがつくのか見ていきましょう。

アポクリン汗腺から出る汗

汗が出る汗腺は2種類あって、エクリン腺という汗腺から出る汗は無色無臭で成分のほとんどが水分のサラサラした汗です。

一方アポクリン腺という汗腺は脇の下・肛門・耳の中・乳輪・陰部など身体の一部にしかなく、アポクリン腺から出る汗は脂肪・たんぱく質・糖質・鉄分・色素・アンモニアなど様々な成分を含んでいて白っぽくベタベタした汗です。
これらの成分が細菌などによって分解されると臭いの元となります。

またアポクリン腺から出る汗に含まれるリポフスチンという色素が黄ばみの原因になります。

合わない制汗剤を使っている場合

脇汗をかく人の多くが制汗剤を使っていますが、脇汗が黄ばむ原因に合わない制汗剤を使っているという場合もあります。
制汗剤の成分が体質に合わないと汗と反応して黄色い色がつく事があります。

汗腺の機能が低下している時

そして汗腺の機能が低下している場合にも汗に黄色い色がつく事があります・

エクリン腺から出る汗はその成分のほとんどが水分なので普通色は付きません。しかし汗腺の機能が低下していると血漿成分の再吸収がうまくいかず汗と一緒にミネラルも出てしまいます。そこに含まれる鉄分が汗に色を付けてしまうのです。

服についた汗の臭いは重曹で洗濯すると取れる? そのメカニズムは?

汗染みのついた服を洗濯してもなかなかきれいに取れなかったり、きれいになったと思っても後から黄ばみが浮き出てくるようなことありませんか?

きちんと洗ったのに洗い上がった後も服がまだ汗臭い事もあります。
これは繊維の奥に入り込んだたんぱく質や脂質などの汚れが全部落ち切れず残っていて、その汚れが酸化する事で黄ばみや臭いを発生させるのです。

落ちにくい汗染みや臭いは重曹を使って洗濯するときれいに消すことが出来るのです。
ではその方法を紹介しましょう。

重曹水の作り方

水1ℓに対して小さじ5杯の重曹を溶かします。
この中に汗染みのついた服を30分ほどつけておきます。
汚れがひどい時は1晩つけておくと良いです。

そのあとに洗濯すると汗染みも臭いもきれいに落ちています。
また重曹水に浸けておくことで菌の繁殖を抑えて臭い防止にもなります。

なかなか落ちなかった汗染み・臭いがどうして重曹できれいに落ちたのでしょう。

重曹は弱アルカリ性です。
汗染み・臭いの原因であるタンパク質・脂質の汚れは弱酸性なので重曹のアルカリ成分が汚れの酸性を中和し消してくれたのです。

洗剤に含まれている海面活性剤や漂白剤は、敏感肌の人や肌の弱い人には肌トラブルの原因になる事がありますが、重曹は料理にも使われる物で人体に無害は安全な物です。よって、肌の弱い人や赤ちゃんの衣類などにも安心して使うことが出来ます。

その他の汗染みを消す方法とは?


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重曹を使った汗染み・臭いを消す方法を紹介しましたが、重曹以外にもいくつかの汗染みを消す洗濯の方法があるので紹介しておきましょう。

ケイ酸入り洗濯用せっけん/酸素系漂白剤

汗染みのついたところにケイ酸入り洗濯石鹸を泡立てた泡を付けてお湯で手もみ洗いします。
その後軽く絞ってそのまま洗濯機で洗います。この時は柔軟剤使わないようにしてください。

洗濯が終わったら大きめのたらいや洗面器に50℃~60℃のお湯を入れその中に粉末の酸素系漂白剤を大さじ1程溶かして洗濯した衣類を浸けます。

これで汗染みと臭いが取れます。

この時の注意点としては、液体状の酸素系漂白剤は漂白・除菌・消臭効果が弱くシミや臭いが完全に取れない可能性がありますので、必ず粉末の酸素系漂白剤を使ってください。

セキスイ酸ソーダ/酸素系漂白剤

セキスイ酸ソーダを水にといて汗染みにつけます。セキスイ酸ソーダをつけた上から酸素系漂白剤を塗り手やブラシでこすり洗いしてからお湯につけます。

その後弱アルカリ性洗剤で洗濯します。
この方法でも汗染み・臭いが取れます。

汗染みを予防する対策とは?

ここまではついてしまった汗染みを洗い落とす方法を紹介してきましたが、できれば汗染み自体を予防したいですよね。
そこで次は汗染みを予防する対策法を紹介します。

防水スプレー

洋服の汗染みになりやすい場所にあらかじめ防水スプレーを吹きかけておく方法です。
この方法はかなり効果があります。

脇などの汗染みが出来やすい場所に衣類の内側から防水スプレーを吹きかけておきます。
ただし服全体にスプレーをかけてしまうと通気性が悪くなり蒸れてしまいますので、必ず汗をかきやすい箇所にだけスプレーするようにしてください。

ベビーパウダー

洗濯して乾いた服の脇や襟など汗染みのできやすい場所に、あらかじめベビーパウダーをはたいておきます。

ベビーパウダーは黄ばみの原因となる皮脂や汗を吸収してくれますので、汗染みや黄ばみが付きにくくなります。
服を着る前に身体の汗をかきそうな個所に直接はたいておけば汗を吸収してくれるのでより効果があります。

汗脇パッド

汗脇パッドは肌に直接貼るロールタイプや服に貼るタイプなど様々な種類が出ています。

汗脇パッドはずれやすいとか貼り心地が良くないという声も多くありますが、最近は薄手の物や通気性の良い物なども出ていますので1度試してみるのも良いでしょう。

ハッカ油

ハッカ油には体感温度を下げる効果があります。
ハッカ油はそのまま使うと肌に強いので水に薄めてスプレーにします。

ハッカ油5滴/水90ml/無水エタノール10mlを混ぜて脇にスプレーすると汗を止める効果があります。

いくつかの汗染み予防方法を紹介しましたが、人それぞれ汗の量や状態は違いますので全ての方法が全ての人に合うとは限りません。
しかし比較的簡単にできて効果の高い方法を紹介しましたので、汗染みでお悩みの方は是非試してみてください。

まとめ

いかがでしたか?

汗染みはアポクリン腺と言う汗腺から出る汗に含まれる成分によってつく他、合わない制汗剤や汗腺の機能の低下などが原因でつきます。

なかなか消えない汗染みや臭いは重曹を使うときれいに消すことが出来ます。

しかしついてしまった汗染みを消すのは大変です。そこで防水スプレーやベビーパウダーなどを使って汗染みをあらかじめ予防する対策法もあります。

脇汗などの汗染みに悩んでいる方は、今回紹介している汗染みや臭いを消す洗濯方法や予防法を是非悩み解消に役だててください。