顔が熱くて頭も痛いのに病院へ行ってもなぜか異常がなかった

熱はないのに、身体がだるい

風邪の症状があるのに、薬を飲んでも一向に良くならない!

体は冷たいのに顔が熱い・頭痛がするといった症状は、実は風邪ではなく自律神経の乱れが原因である可能性があります。自律神経は生活習慣の乱れやストレスによって簡単に乱れてしまいます。しかし自律神経が原因である不調は、病院で診てもらっても「異常なし」と診察されることがほとんどです。体調は悪いのに、病院へ行っても治らないのは非常に辛いですよね。

そこで今回は、風邪以外で頭痛・寒気・顔のほてりが起こる原因には一体何があるのか、どんな病気が考えられるのか、その症状の改善方法にはどんなものがあるのかをまとめました。

 

顔が熱く頭痛と体が寒い症状があらわれる原因とは?


 

まず真っ先に思いつくのは「風邪」です。ではなぜ風邪をひくとこのような症状が出るのでしょうか。

風邪をひくと、体内にある病原菌をやっつけるために体温を上げようとします。まずは皮膚の下の血管を収縮し、血の流れを少なくすることで体温が低下しないようにします。詳しい原因はわかっていませんが、最初のこの働きによって「寒気がする」といった初期症状が感じられるようになります。

「風邪」以外の原因には「自律神経の乱れ」が考えられます。

自律神経が乱れている状態だと、体は冷たいのに顔だけがほてるといった症状が出ます。そもそも自律神経とは、人間が活動するために使用する「交感神経」と、リラックス時に使用する「副交感神経」の2種類があります。運動時には「交感神経」が、眠る前や体を休める時には「副交感神経」が優位に働く、といったように自動的に使う神経が切り替わっているのです。

この自律神経が乱れて常に交感神経が優位に働いてしまうと、筋肉が緊張することで血流が悪くなります。すると、体の一部は熱いのに他の部分が冷たくなるといった状態になるのです。また筋肉の緊張・血流が悪くなるという状態は「緊張型頭痛」にもなってしまいます。

 

では一体どうしたら自律神経が乱れてしまうのでしょうか。その原因を見てみましょう。

  • 生活習慣の乱れ

夜更かしを続けている、昼夜逆転生活が続いている、食生活が不規則で不摂生といった生活を続けていると体のリズムが狂ってしまい、自律神経が乱れます。

  • 強いストレス

仕事の悩み、人間関係、ストレス虚弱体質と言ったようにその人にとって強いストレスを受けることで自律神経が乱れます。

  • 環境の変化

就職や転勤による引っ越しや、職場の変化といった環境の変化にも上手く適応できないとストレスを感じるようになり、自律神経の乱れの原因となります。

 

顔が熱く頭痛と体が寒いときに疑われる風邪以外の症状とは?

 

「顔が熱い」「頭痛がする」「体が寒い」となったら、「風邪をひいた」と多くの人が判断するでしょう。しかし、顔が熱く頭痛がするというのは風邪以外の病気にも当てはまるのです。どんな病気があるのかを見てみましょう。

自律神経失調症

まず疑われるのが自律神経失調症です。自律神経失調症の症状には「頭痛」や「微熱」「ほてり」といった風邪に似たものがあります。上記でもあったように、自律神経である交感神経と副交感神経という2つの神経の切り替えが上手くいかない状態になっているのが自律神経失調症です。

自律神経失調症は病院へ行っても、「異常なし」と診察されることがほとんどです。風邪のような症状が出ているのに病院で異常なしと診察された場合は、自律神経失調症になっている可能性が高いでしょう。

更年期障害

40代以上の女性の場合は更年期障害の疑いがあります。更年期障害はホルモンバランスの乱れが原因で発生します。ホルモンバランスの乱れによって、身体が急に熱くなる「ホットフラッシュ」という症状や、血管が収縮することによる頭痛が症状として挙げられます。

自律神経失調症なのか更年期障害なのかわからない、という人がいるかもしれません。実は、自律神経失調症と更年期障害は深い関係のある病気となっています。更年期障害の原因であるホルモンバランスと自律神経のバランスは非常に深くかかわっており、「ホルモンバランスが乱れるから自律神経が乱れる」反対に「自律神経が乱れているからホルモンバランスが乱れてしまう」といったことも有り得ます。病名がどちらかわからなくても、ホルモンバランスと自律神経が乱れている状態だと判断しましょう。

高血圧

高血圧の症状には、頭痛・耳鳴り・めまい・ほてりといったものがあります。しかし、高血圧自体は自覚症状がほとんどないため、このような症状が起こっている場合はかなり症状が進行している状態となっています。高血圧は、心筋梗塞や狭心症と言った心臓の病気にも直結する恐ろしい病気ですので、「自律神経失調症だろう」と自己判断せず、一度病院へ行くようにしましょう。

顔が熱く頭痛と体が寒い症状を改善する方法とは?

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風邪以外の原因にはすべて「自律神経」が関係してくるため、症状を改善するには自律神経を整えてあげることが大切です。自律神経を整えるのに効果的な方法をご紹介します。

ツボ押し

自律神経に効くツボはいくつかありますが、最も押しやすいツボは手のひらの中央にある「心包区」というツボです。心包区を押す際は、息を吐きながら3秒ほど少し強めに押しましょう。リラックスしながら刺激することが大切です。両手の心包区を何度か繰り返し押すようにしましょう。

腹式呼吸

腹式呼吸は息を吸う時に交感神経が、息を吐く時には副交感神経が優位に活動します。この腹式呼吸をゆっくり行うことで自律神経を少しだけコントロールできます。腹式呼吸を行う時は必ずリラックスした状態で行うようにしましょう。

日光を浴びる

夜更かしをする人、昼夜逆転生活を送っている人は朝日を浴びるようにしましょう。不眠症が原因で夜更かしをしてしまうという人は、朝日を浴びることで体内時計がリセットされるため夜眠れるようになるという効果もあります。

入浴

入浴で自律神経を整える際は、36~40℃程度のぬるめのお湯につかるようにしましょう。半身浴も効果的です。ぬるいお湯は副交感神経が働きますが、熱いお湯は交感神経が働いてしまうため注意が必要です。ゆっくりとお風呂に使って心身ともにリラックスしましょう。

 

まとめ

顔が熱い・頭痛がする・体は寒い、そんな症状が出る場合は「風邪」もしくは「自律神経の乱れ」が原因の可能性があります。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、運動などの活動状態は交感神経が、リラックス時は副交感神経が優位になるように自動的に切り替わるようになっています。

しかし、自律神経が乱れてしまうと常に交感神経が優位になってしまい、筋肉が緊張し血流が悪くなることで体の一部だけが熱くなるのに他の部分は冷たい、筋肉が緊張することで頭痛が発生するということになってしまうのです。このような自律神経の乱れによって「自律神経失調症」「更年期障害」「高血圧」といった様々な病気になってしまいます。

自律神経が乱れる原因は、生活習慣の乱れや強いストレスによって起こります。夜更かしや食生活の乱れを自覚している人は、生活習慣を改善しましょう。また仕事や人間関係によって強いストレスを感じている人は、リラックスすることが必要です。ツボ押しや入浴、ゆっくりと腹式呼吸を行うことで交感神経の乱れを直してあげましょう。