顔からの汗を止める一番早い方法半側発汗を利用することです。胸から少し上の部分を圧迫してあげることで顔からの汗を抑えることが出来ます。ただしこれは一時的な方法ですので、体質を改善するには顔から汗が出る原因を突き止め必要があります。

顔から汗が出てくる原因とは一体どんなものがあるのでしょうか。顔汗の原因や、その対処方法、汗に負けないメイクの方法について記載しています。

  • 顔からの汗がひどくて困っている。
  • 顔汗のせいでせっかく化粧をしても崩れてしまう!
  • 顔以外の部分から汗を流せるようになりたい。

顔からの汗というのは、化粧をしている女性にとっては死活問題です。せっかく早起きして化粧をしているのに、通勤時に汗でメイクが崩れてしまうとその日一日のやる気がなくなってしまいますよね。

なぜ顔から汗が出てきてしまうのでしょう。それは身体が上手く汗をかけなくなっているからという可能性があります。

今回は、顔に汗をかく原因が一体何なのか、また顔の汗を止める方法や汗に負けない化粧のポイントについてまとめました。

顔に汗をかきやすいのはなぜ?

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全身から汗が出るのは普通ですが、顔の汗が特にひどいという場合はどういった原因があるのでしょうか。考えられる原因を下記に挙げました。

運動不足

汗というのは身体の熱を逃がす体温調節の機能を持っています。そのため汗が出てくる汗腺というものが全身にあり、その数は約300万個もあります。しかしこの汗腺のすべてが同じだけ活動をするわけではありません。

運動不足によって身体が発熱する機会が少ないと、汗をかく機会も少なくなります。そうすると手や足など心臓から遠く冷えやすい部分の汗腺が休眠状態になってしまい、汗があまり出なくなってしまうかわりに、頻繁に動かす顔の汗腺からは大量の汗が出てしまいます。

多汗症

多汗症には特定の一カ所から大量に汗が出る局所多汗症というものがあります。その中でも顔から汗が集中して出るのは「顔面多汗症」と言われています。外が暑いわけでもなく、特に激しい運動したわけでもないのに常に顔から汗が出てきてしまうという場合はこの顔面多汗症の可能性があります。

多汗症はストレスやプレッシャーを感じた時に汗が出てきてしまうものですが、詳しい原因についてはわかっていません。大量の汗に困っている場合は、病院で診てもらうようにしましょう。

肥満体系

肥満体系の人は身体についた脂肪が汗腺から汗が出るのを邪魔しているため、その代わりに脂肪の少ない顔から発汗している可能性があります

自律神経の乱れ

自律神経の乱れによって交感神経が常に高ぶっている状態になると、顔からの汗はすごいのに身体は暑くもなんともない、といった状況になる場合があります。自律神経の乱れは薬の服用で治療することもできますが、まずはビタミンBを多く摂取するようにしましょう。

また自律神経が乱れた原因の解決、ストレスを解消することも大切です。

顔汗を止める方法とは?

顔から汗が大量に出るのは女性にとってメイクが崩れてしまうため死活問題です。そこで顔の汗を抑えるために出来る事、対処法についてご紹介します。

半側発汗を使う

半側発汗とは、身体の一部(上半身・下半身・右半身・左半身など)を圧迫すると、圧迫したところの汗は収まり、その反対側から汗が出るようになることをいいます。そのため、顔の汗を止めたい場合は上半身を圧迫するようにしましょう。

代わりに下半身から汗が出るようになります。圧迫する位置は胸のトップから5㎝程度上の部分です。ひもや帯を使って圧迫しましょう。

制汗剤

制汗剤を使用するときには、顔専用の制汗剤を使用するようにしましょう。顔以外に使用する制汗剤は刺激が強すぎるため、肌荒れの原因となってしまいます。

上記2つの方法は汗を無理やり止める方法であるため長時間使用し続けると、汗腺の機能や体温調節機能が鈍くなってしまいます。必ず外出先から戻ったら、ひもをほどく、顔を洗って制汗剤を落とすといったケアを行いましょう。

冷やす

身体が暑くなって汗をかいている場合は、首の後ろを冷やしましょう。首の後ろには太い血管があり、血液を冷やすことで体中の体温を素早く下げることが出来ます。身体を内部から冷やすために、冷たい飲み物を飲むのも有効な手段です。ただし、早く体温を下げようとして冷やしすぎると腹痛の原因となるので注意しましょう。

リラックスをする

多汗症のように精神的な影響で顔の汗が止まらない場合、リラックスするように心がけましょう。交感神経が高まると余計に顔からの汗が止まらなくなります。「顔の汗を止めないと!」という焦りも交感神経を高める原因になるため、周りを気にすることが顔から汗が出る原因の1つになっている可能性があります。まずは深呼吸をして落ち着いてみましょう。

顔に汗をかきにくい体質を作るには?

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汗をかきにくい体質にするには、顔から汗が出る原因によって異なります。原因ごとに、どのような改善策があるのかを見てみましょう。

運動不足が原因の場合

運動不足によって手足や末端の汗腺が働いていない場合、もちろんウォーキングなどの運動をするのも方法ですが、お風呂の入り方によっても改善することが可能です。

まず、熱めのお湯(43~44℃程度)に、ひじ上とひざ下を10~15分つけます。その後、ぬるめのお湯(36℃程度)に入浴してリラックスします。入浴後はクーラー、扇風機に当たってはいけません。必ず自然の風で徐々に体温を下げるようにしましょう。

多汗症もしくは自律神経の乱れ

この2つは精神的なものが要因となっているため、病院で医師の診察を受ける、または薬を処方してもらうことで改善していきましょう。汗のことを気にしすぎる事でも症状は悪化してしまいます。周りの目を気にせず、リラックスした状態をつくることが大切です。

どうしても気になって落ち着かない場合、自律神経の働きを抑えるツボが手のひらの中央にあるので、押してみましょう。

肥満体系の場合

肥満体系の場合は、身体の余分な脂肪を無くすことが一番の改善策です。脂っこい食事を控え、少しずつウォーキングなどの運動を行うように心がけましょう。

自分の顔汗の原因がわかっている場合、漢方薬を使用するという手もあります。漢方薬は症状によって選定の必要があるため、漢方を扱っている店で相談してみましょう。

顔に汗をかいてしまった時の対処法とは?化粧崩れを上手にカバーするには?

夏場の暑い時期は気を付けていても汗をかいてしまいます。いつも汗をかいてしまう、という人は化粧の方法を工夫してみましょう。化粧が落ちにくくなるポイントは以下の3つです。

化粧をするタイミング

化粧を始めるのは、洗顔や保湿が終わった10~20分後に行いましょう。化粧水や乳液が肌になじんでいない状態で化粧を始めると、下地やファンデーションが化粧水などと混じりあってとれやすくなります。

制汗剤を使用する

本来化粧下地を塗るタイミングに、制汗剤を代わりに使用することで汗を抑えることが出来ます。ただしこの時使用する制汗剤は必ず顔用の制汗剤を使用しましょう。

ファンデーションは薄く塗る

汗で化粧が落ちることを心配してファンデーションを厚く塗ってしまうと、かえって崩れてしまいます。またファンデーションの種類はクリームやリキッドの方が肌に密着するため、化粧崩れを防げます。

顔から汗が出てきた場合は、ハンカチで汗を吸い取るようにして拭きましょう。間違ってもこすってはいけません。ハンカチでこすることで化粧崩れを引き起こしてしまいます。

まとめ

多くの場合、運動不足を解消して末端の汗腺をうまく機能させることができれば顔からの汗の量を減らすことが出来ます。ただし、多汗症や交感神経が乱れていることが原因の場合は運動では改善できないため、医師の診察を受けるか、交感神経の乱れを治してあげましょう。

すぐに顔からの汗を止めたい場合は、胸のトップから5㎝上をひもや帯で圧迫するという方法があります。他にも顔専用の制汗剤も販売されているため、どうしても汗をかきたくない時にはぜひ試してみてください。

顔から汗が出ても化粧の方法次第で、化粧崩れはある程度防げます。汗によって落ちることを心配してファンデーションを厚塗りするのではなく、しっかりと肌に密着するように薄めに化粧を行うと多少の汗では化粧は崩れなくなります。

人間は必ず汗をかく生き物です。汗の原因を突き止め、しっかり対策して上手に汗と付き合っていきましょう。